『食のパラドックス』を少しずつ読み解く 連載 ⑤(最終回)
6週間プログラムの考え方
「リセット」から「修復」へ
連載もいよいよ最終回。①〜④でレクチンとは何か・なぜ気をつけるのか・どう減らすかを見てきました。本書のタイトルには「6週間で体がよみがえる」とあります。今回は、その食べ方のステップの考え方を、当サイトの言葉でやさしく整理します。
- 本書が示す「段階を踏む」という発想
- 短い集中リセット → ゆっくり修復 → ゆるやかに維持
- 日本の食卓・家族で、無理なく始めるコツ
本書の発想は「いきなり完璧」ではない
まず安心してほしいのは、本書も「明日から全部やめなさい」とは言っていないということ。むしろ大切にしているのは、段階を踏むという考え方です。体を立て直すには順番がある——そんなイメージで、いくつかのステップが示されます。ここでは、その流れを大きく3つに分けてご紹介します。
ステップ① 短い「リセット」期間
最初に置かれているのが、数日間の集中リセットです。気になる食品をいったん控えめにして、体をいったんニュートラルに戻すイメージ。短い期間だからこそ、思いきって取り組みやすい——本書は、この「最初のひと区切り」を入口として提案します。
ステップ② じっくり「修復」していく
リセットのあとは、レクチンと上手に付き合う食べ方を、数週間かけて続けていく段階です。連載④で見た「圧力をかける・皮と種を外す・発酵を生かす」を日常に取り入れながら、控えたいものは控え、食べてよいものはしっかり食べる。短距離走ではなく、ゆるやかな習慣づくり——ここが本書のいちばん長いパートにあたります。
ステップ③ ゆるやかに「維持」する
体が整ってきたら、その先は長く続けられる形にならしていく段階です。ガチガチに縛るのではなく、自分の体の声を聞きながら、ちょうどいい付き合い方を見つけていく。「一生がまん」ではなく「自分に合う食べ方を持つ」——本書が最終的に目指すのは、そんな自由さです。
当サイトは「気になるところから少しずつ」
本書のプログラムは体系立っていますが、いきなり全部は大変です。当サイトがおすすめするのは、まず一つだけ変えてみること。たとえば白米を圧力炊飯にする、ナス科の皮と種を外す——その小さな一歩からで十分です。もっと体系的に学びたくなったら、会員制プログラム「レクチンフリー100」が、本書の考え方を日本の食卓に合わせて1レッスンずつ案内します。
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この連載をふりかえる
- ①『食のパラドックス』とは?「植物の罠」入門
- ②なぜ「体にいい」食品で不調が起きる?レクチンと腸の壁
- ③「体にいい」の落とし穴——避けたい食品の考え方
- ④レクチンを減らす調理法(圧力鍋・皮と種・発酵)
- ⑤6週間プログラムの考え方(このページ)
本記事は『食のパラドックス』の内容を当サイトが独自に要約・解説した一般的な情報であり、原著の文章を転載するものではありません。特定の効果・効能や、診断・治療・予防を約束するものではなく、感じ方には個人差があります。極端な食事制限は健康を損なうおそれがあります。食物アレルギーが心配な方、持病のある方、妊娠中・授乳中の方、お子さまの食事については、自己判断をせず、必ず医師・専門家にご相談ください。