グルテンフリーとレクチンフリーの違い
どこが、どう違うの?
「グルテンフリーはやったことがあるけれど、レクチンフリーとは何が違うの?」——これは、レクチンフリーを知りはじめた方からとてもよくいただく質問です。一言でいうと、両者の違いは「避ける対象の広さ」にあります。レクチンフリーは、グルテンフリーをふくむ、もっと広い食べ方の考え方です。このページでは、ガンドリー博士『食のパラドックス』の考え方をもとに、2つの違いをすっきり整理します。
- グルテンフリーとレクチンフリー、それぞれの対象
- 2つの関係(レクチンフリーはグルテンフリーを含む)
- 向いている人・始めやすさの違い
- どちらから始めればよいか
そもそも「レクチン」と「グルテン」の関係
違いを理解するカギは、成分そのものの関係にあります。グルテンは、レクチンという大きな仲間の“一部”です。レクチンが「植物がもつ自己防衛のたんぱく質」全体を指す広い言葉だとすれば、グルテンはそのうち「小麦などに含まれる特定のタイプ」。レクチン=大きな箱、グルテン=その箱の中のひとつの引き出しとイメージするとわかりやすいでしょう。この成分どうしの関係は、グルテンとレクチンの違いのページでくわしく解説しています。
避ける対象が、こんなに違う
成分の関係がそのまま、食べ方の違いにつながります。
グルテンフリー
- 避ける対象は、おもに小麦・大麦・ライ麦などのグルテン
- パン・麺・お菓子・揚げ物の衣などを見直す
- 豆やナス科の野菜などは、とくに制限しないことが多い
レクチンフリー
- グルテンを含む、レクチン全般と上手に付き合う
- 小麦に加えて、豆類・ナス科の野菜(トマト・なす・じゃがいもなど)・一部の種子なども視野に入れる
- 「やめる」だけでなく、圧力調理・皮と種を除く・発酵など“減らす工夫”も重視する
向いている人・始めやすさ
どちらが優れているという話ではありません。それぞれに、向いている場面があります。
- グルテンフリー……パンや麺が毎日の中心で、まず小麦から見直したい人に。対象がしぼられているぶん、始めやすいのが魅力です。
- レクチンフリー……小麦を控えてみたけれど物足りない、もう一歩ふみこんで食べ方を整えたい人に。範囲は広いぶん、「全部を一度に」と気負うと大変に感じることもあります。
なお、グルテンに敏感な体質(グルテン不耐)の方や、医学的にグルテンを避ける必要のある病気(セリアック病など)の方もいます。これらは自己判断が難しいため、心配な場合は必ず医師・専門家への相談が必要です。
どちらから始めればいい?
当サイトでは、気になるところから少しずつをおすすめしています。小麦が毎日の食事に多い方は、まずグルテンフリー的に小麦の主食をひとつ置き換えるところから。そこで体の変化を観察しながら、興味が出てきたら豆やナス科の野菜にも目を向け、ゆるやかにレクチンフリーへ広げていく——そんな進め方で十分です。
合うかどうかには大きな個人差があります。「これをやめれば必ず○○がよくなる」というものではなく、自分に合う食べ方を見つけていく取り組みだと考えてみてください。小麦の置き換えは小麦のページ、減らす調理法は減らし方のページもどうぞ。
次の一歩へ
グルテンフリーから一歩進んで、レクチンとの付き合い方を知りたい方はこちらへ。
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本記事は『食のパラドックス』などの考え方をもとにした一般的な情報であり、特定の効果・効能や、診断・治療・予防を約束するものではありません。体への影響や感じ方には個人差があります。グルテン不耐やセリアック病、食物アレルギーが心配な方、持病のある方、妊娠中・授乳中の方、お子さまの食事については、自己判断をせず、必ず医師・専門家にご相談ください。