アレルギー・皮膚炎と食べ物
まず知ってほしい、大切なこと
肌がかゆい、繰り返す皮膚炎、ある食べ物を口にしたあとの違和感——。こうした悩みを、食べ物から見直したいと考える方は少なくありません。けれど、このテーマだけは、最初にどうしてもお伝えしておきたいことがあります。
大前提:自己判断で食品を除去・再開しないでください
「合わないかも」と思った食品を、自分の判断だけで完全にやめたり、しばらくぶりに再び食べてみたりするのは、おすすめできません。とくに過去に強い症状が出た食品の再開は、危険をともなうことがあります。食品の除去や再開は、必ず医師の指導のもとで行ってください。何が原因かを正しく知るには、検査や問診といった専門的な判断が必要です。
レクチンの話と、食物アレルギーは別ものです
ここはとても大切なので、丁寧に区別させてください。当サイトのテーマであるレクチンは、植物が身を守るために持つたんぱく質で、体質によっては腸を刺激することがあると考えられている、という“食べ方の一般的な視点”です。
一方の食物アレルギーは、特定の食品に対して免疫が過剰に反応する、医学的に診断される病気です。この二つは、しくみも、向き合い方もまったく別ものです。レクチンを意識した食べ方が、食物アレルギーの代わりになることはありません。アレルギーの不安がある方は、レクチンの話よりも先に、専門医の診断を優先してください。
肌の不調を、食べ方の視点から“ゆるやかに”ながめる
アレルギーとは別に、「はっきりした原因はないけれど肌がゆらぎやすい」という方が、日々の食べ方を見直してみることはあります。あくまで一般的な食生活の整え方として、こんな食品を控えめにしてみる人もいます。合うかどうかには大きな個人差があり、変化を感じない方もいます。
- 小麦をつかった食品(パン・麺・お菓子など)
- 豆類(大豆・いんげん豆など)
- ナス科の野菜(トマト・なす・じゃがいも・ピーマン)
- 一部の乳製品
ただし、これらの中にアレルギーの原因食品が含まれている可能性もあります。少しでも不安があれば、自分で判断せず、必ず医師に確認してから進めてください。
「やめる」より「工夫する」
アレルギーの心配がない範囲での話として、ナス科の野菜は皮と種を取り除く、豆類は圧力鍋でしっかり加熱するといった調理で、レクチンを減らせることがあります。発酵という手段が向く食品もあります。
かわりに、とり入れやすい食べ物
肌をいたわる食卓の一例として、こんな食材が選ばれることがあります(これらにアレルギーがある場合は除きます)。
- ほうれん草・小松菜などの葉物野菜
- オリーブオイルなどの良質な油
- きちんと作られた本物の発酵食品
続けるための3つの道具
食べ方を整える日々を、当サイトの機能が少しお手伝いできるかもしれません。(アレルギーの判断は、必ず医師にご相談ください。)
本記事は一般的な情報であり、診断・治療を目的としたものではありません。食物アレルギーは命に関わることがあります。食品の除去や再開を自己判断で行わず、必ずアレルギー専門医の指導のもとで進めてください。レクチンに関する内容は食物アレルギーとは別のテーマであり、アレルギーの治療・予防・改善を意味するものではありません。じんましん・呼吸のしづらさ・くちびるや顔の腫れ・気が遠くなる感じなどの症状が出た場合は、ためらわず医療機関を受診してください。緊急時は119番への連絡を。